FXプロフェッサー 鈴川克哉の大人なFX

【AUD/JPY】 円 一人勝ち

昨日のAUD/USDは昨年12月以来の安値である0.9860付近を割り込み、0.9840付近まで下落しました。

AUD/USD 日足のチャートです。
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特に豪ドルについてニュースがあったものではなく、引き続きギリシャをはじめとする欧州債務危機問題が深刻視されており、リスクオフの流れが続いているため、5月に入ってからの下げが止まりません。特に今週に入って1.00のパリティーを割れて以降、1.00を回復できないため続落となっています。
AUD/JPYは79円を割り込んでから下げ足を速め、78円10銭付近まで下落しました。これで年初来安値とほぼ面合わせとなりました。

AUD/JPY 日足のチャートです。
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昨日は、リスクオフの流れの中で、買われてきていたドルが、昨晩発表となった米国指標の弱さから売られることとなり、USD/JPYが79円10銭付近と5月の安値を更新したために、クロス円が軒並み下落したものです。欧州、米国の株式が下落する中、米国10年債が昨年9月以来の高値まで買われ、利回りが1.7%を割り込んだために、「リスクオフ→ドル買い+円買い」のドル買いが剥げてしまい、円の一人勝ちとなったということになります。

【EUR/USD】 再選挙

昨日のEUR/USDは東京、ロンドン時間において1.28台での小動きでしたが、NY時間に入り、
ギリシャの連立政権協議が決裂し、6月の再選挙のニュースが伝わると下落し、
1.28を割り込み、1.2720付近までの下げとなりました。
EUR/USD 日足のチャートです。
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これで5月に入って以降ほぼ毎日続落ということになり下げ幅も500pipを超えてきています。
EUR/JPYは102円後半から102円10銭付近まで下落しましたが、現在はやや持ち直して
102円30銭付近での推移となっています。

EUR/JPY 日足のチャートです。
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これは5月に入ってから79円台後半でもみ合っていたUSD/JPYが反発し、80円台に戻ってきた
こともクロス円の下値をサポートしています。

USD/JPY 日足のチャートです。
USDJPY0516+day_convert_20120516133212.jpg

ギリシャ再選挙


ギリシャに関しては、総選挙が行われ、どのような政権が作られるのかが全く分からない
状況となっており、ギリシャのユーロ離脱?等の分析、コメントが飛び交っているものの、
実際に離脱となると様々な困難が予想されるために、市場としても先が読めない状態になっています。
円に関しては、5月に入って、リスクオフモードでのドル買い、円買いが続いていましたが、
下値が堅いとなると円の買いモードも一服状態となっており、となるとクロス円をさらに
売りこむのはリスクが出てきているようです。
※ギリシャ6月17日に再選挙予定です。

【AUD/USD】 やはり、ユーロより弱い

日曜日は、木管五重奏の練習の日でした。皆昔所属していたアマチュアオーケストラ
の管楽器吹き同士で、もう20年近くおなじメンバーで月に一度ほど集まって演奏を
しています。今回は縁があって特にピアニストの方に来て頂き、フランスの作曲家である
プーランクのピアノと木管のための六重奏曲を練習してきました。
プーランクの曲は名曲なのですが、ピアノが難しく(木管も大変ですが・・・)
ピアノの方がとても上手で、充実した練習となりました。秋頃にどこかで演奏会が
出来ればいいな、と考えていますが、はてさて・・・

先週末から続くギリシャの組閣問題は依然として決着がつかず、総選挙のやり直し
の可能性も否定できない中で、週が明けてもリスクオフの流れは変わらないまま、
AUD/USDは昨年12/20以来のパリティー割れとなり、年初来安値を更新しました。

AUD/USD 日足のチャートです。
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AUD/JPYも再び80円を割り込み1月半ば以来の安値となっています。

AUD/JPY 日足のチャートです。
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また、対ユーロでも、下落は続いており、前回レポートした通り、ユーロが売られる
以上に豪ドルが売られる地合いが続いています。

EUR/AUD 日足のチャートです。
EURAUD0515+day_convert_20120515151729.jpg

先ほど発表となった5月のRBA理事会(意表を突いた0.5%利下げを実施した際のものです)
では、さらなる追加利下げの言質はなかったものの先行きの不透明さへの懸念が
述べられており、引き続き緩和方向であったため、頭が重くなっており、AUD/USDは
0.9950付近での取引となっています。

【EUR/GBP】 4年に一度の

昨日のMPC【金融政策委員会)においてBOEは政策金利の据え置き、および資産買取プログラム額の3250億ポンドの据え置きを決定しました。
市場ではほぼ双方据え置きの予想でしたが、追加緩和の可能性を期待していた向きもあったようで、発表後はポンドの上昇となりました。
GBP/USDは1.61台の前半から1.6180付近まで上昇しましたが、その後は反落し1.6130付近での推移となっています。
GBP/JPYは128円台前半から一時は129円30銭付近まで上昇したものの、やはり反落し128円後半から129円前半での動きとなっています。

注目すべきはEUR/GBPであり、こちらは0.8030付近から0.8000割れぎりぎりまでポンド買い、ユーロ売りとなりました。
EUR/GBPは2010年6月末の安値である0.8060台を今週に入って割り込んでおり、続落していましたが、つい先ほど0.8000の大台を割り込んだようです。
これで2008年11月以来3年半ぶりの安値更新となりました。

EUR/GBP 日足のチャートです。
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2008年末にはパリティー寸前の0.98付近まで売り込まれたポンドですが、その後のユーロの下落により0.80まで回復することとなりました。
英国は2期連続GDPがマイナスとなっており、リセッション入りとなっているポンドが強いわけではなく、退避通貨としてユーロへの懸念がポンドへの資金流入をサポートしているものですが、対ドルでも1.60台を回復して以降、底固く推移しているため、10連騰したのちも、反落しつつも売り込まれることはなく推移しています。
完全にイメージとしてでしょうが、あと2カ月余りに迫ってきたロンドンオリンピックへの期待からポンドが強いとこじつけることはできるかもしれません。

対ユーロで強含みとなりますと、最近のレポートで述べている豪ドルとの関係を見ますと、豪ドルより強いユーロより強いポンドという図式となるはずですので、(あまり見ないでしょうが)GBP/AUDのチャートを見てみます。
当然ですが、2/15の1.46割れの豪ドルの安値を付けて以来一貫してポンドが上昇しており、昨年11月以来の高値である1.60台後半をつけています。

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GBP/AUD 日足のチャートです。

このようにポンドはリスク通貨としてユーロ、豪ドルが売られる際に共に売られる仲間ではなく、ドル、円とともに退避通貨の要素が強くなっているように見えます。
つまりリスクオフでも下落せず、リスクオンで上昇する場面が見られ可能性があるので要注意となります。

そういえば、昨日はギリシャアテネでオリンピックの聖火採光式が行われました。
7/27まで聖火リレーが続きます。ギリシャとイギリス、EUR/GBPの安値更新、何か皮肉な巡り合わせです。

【AUD/USD】 ドル円、豪ドル円、カナダ円 ややこしい

本日、発表された豪4月雇用統計において、失業率は、市場予想の5.3%が4.9%に、
新規雇用者数が予想の-5000人から+15000人、といずれも好調な数字が発表されたため、
豪ドルが上昇しています。
AUD/USDは1.0050付近から1.01台を回復し1.0120付近まで反発しています。

AUD/USD 1時間足のチャートです。
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AUD/JPYは80円ちょうど付近から80円70銭付近まで上昇しました。

AUD/JPY 1時間足のチャートです。
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昨日は、ギリシャ問題の不透明さを背景に、昨年12月以来のAUD/USDのパリティ割れを
目指して豪ドルも売り圧力が強かったようですが、オプションバリア防戦の買いが強く、
ぎりぎりの1.0020付近で折り返しましたので、一旦は反発した形となりました。
しかし、1.04台からの上値抵抗線をブレイクするところまでは届かず、依然として
頭が重いと言わざるを得ません。
AUD/JPYは1/19以来の80円割れまで下がったので、こちらも一旦反発の形となりました。
しかし昨年11月からの安値と高値の半値戻しの水準であり、200日移動平均線の走る
81円を回復するところまではゆかずに、こちらも戻りの売りが重くなっています。
その後、発表となった中国4月の貿易収支の数字も予想以上の数字でしたが、
豪ドルのサポートにはならず、やはりリスクオフの流れが豪ドルの戻りを阻害している
ように見えます。
対ユーロでも、引き続きユーロが強い状況となっているため、ユーロが売られると、
豪ドルはさらに売られ、ユーロが買い戻されても豪ドルはおいてきぼり、という状況が
しばらく続いていくようです。

EUR/AUD 1時間足のチャートです。
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