オーストラリアと豪ドル(AUD)の豆知識 - FXプロフェッサー鈴川克哉の大人なFX

オーストラリアと豪ドル(AUD)の豆知識

今回は、オーストラリアとその通貨豪ドル(AUD)の豆知識を幾つかご紹介します。 オーストラリアの基本的な知識についてはこちらをご覧ください

オーストラリアは、元は、英連邦の一員ながら地理的な関係もありアジアとつながりが深まっています。
サッカー代表チームでは、オセアニア地域からアジア地域に所属を変え、ワールドカップ予選は、アジア代表の座を日本と争っています。

豪ドル(AUD)の歴史

イギリスのジェームズ・クックが1770年に領有を宣言して後、オーストラリアはイギリスの影響下にありました。
最初は流刑地として使われていましたが、ゴールドラッシュ以降に人口が急増し、農業・工業・鉱業などが発展していきました。

通貨(AUD)の歴史

現在、オーストラリアの通貨は、豪ドル(AUD)が使用されていますが、以前はポンドが使われていました。豪ドルの歴史を見てみましょう。

オーストラリアは、1966年までポンド・シリング・ペンスを使っていましたが、ドルが十進法を使っているのでその方が簡単ということで、ドルが採用されました。
1988年、オーストラリア200年を記念してポリマー10ドル紙幣が世界で初めて発行されました。現在流通している全ての豪ドル札は、ポリマー製です。
オーストラリアのお札は紙幣ではありません。88年に世界初のポリマー製のお札を導入し、現在はすべてポリマー幣となりました。
在日オーストラリア大使館

ポリマー紙幣

お札というと紙で作られているのが当たり前。何しろ紙幣という位ですから。

紙のお金が当たり前
ところが、現在のオーストラリア・ドルの銀行券は、紙ではなく薄いプラスチック(ポリマー)シートです。ポリマー紙幣といいます。

ポリマー紙幣は、1988年にオーストラリア成立200周年記念10ドル紙幣が発行されたのが最初です。
製造にかかるコストは紙幣より高いようですが、耐用年数が紙の3~5倍と長い上に偽造し難いということで、オーストラリア以外にも使う国が増えています。
使用している国:オーストラリア、シンガポール、パプア・ニューギニア、クウェート、インドネシア、ルーマニア、カナダなど

世界のお金たち、AUDはポリマー製

オーストラリアの由来(地名)

オーストラリアにヨーロッパ人、特にイギリス人が入植した後、どのようにしてオーストラリアになったかを見てみましょう。

「世界で一番面白い地名の謎」という書籍によると、オーストラリアには、ニューサウスウェールズ、タスマニア、南オーストラリア、西オーストラリア、ヴィクトリア、クィーンズランドの6つの植民地が存在していました。そして、オーストラリア大陸全体を呼ぶ時の名前として、「ニュー・ホランド」や「テラ・アウストラリス」を使っていたようです。

この「テラ・アウストラリス」は、南の大陸を意味するラテン語です。

最初に英語のオーストラリア(Australia)という名前を使用した探検家は、 Alexander Dalrymple(アレキサンダー・ダリリンプル)であり、1771年に出版した著書の「南太平洋の航海と発見の歴史集」(An Historical Collection of Voyages and Discoveries in the South Pacific Ocean)の中で、特にオーストラリア大陸を対象としたものでなく、南太平洋全地域という意味で使用している。
出典:オーストラリア検索エンジン

そして、イギリスの海軍将校マシュー・フリンダースが1814年からオーストラリアという名称を使い始めて、この名前を海軍省に提案しました。
その後、オーストラリアの総督、ラクラン・マコーリア氏が1817年に公式書類でオーストラリアの名称を使い定着していきました。

1901年1月1日に、6つの植民地が統合されたときに、この名称が採用されオーストラリア連邦となったとのことです。

シドニーの由来(地名)

オーストラリア最大の都市として有名なシドニーですが、地名の由来としては良くない歴史が絡んでいます。
元々、イギリスでは、囚人をアメリカに送り込んでいましたが、アメリカが独立した結果、流刑地として利用できなくなりました。

そのため、新たな流刑地を探していたイギリス政府が1786年の閣議で、オーストラリアのニューサウスウェールズのボタニー湾を流刑地と決めたのです。

この決定に関わった大臣が内務大臣の「シドニー卿:トマス・タウンゼント」で、シドニーという名前は、このシドニー卿から取られています。
(出典:世界で一番おもしろい地名の謎)

現在でこそ風光明媚な土地として、観光・移住に人気のオーストラリアですが、元々は流刑地から始まっており、地名には、その辺りの事情が反映されています。

 

FXが大好きな投資家の中には、世界経済を学べる・世界を知ることができるという理由を挙げる方もいます。

それぞれの通貨の中にある物語や為替変動・通貨の歴史などを学ぶことは面白い物です。今回は、オーストラリアと豪ドル(AUD)について幾つか紹介いたしましたが、何かリクエストなどがありましたらお願いいたします。

スタッフY

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