ユーロ共同債とは? - FXプロフェッサー鈴川克哉の大人なFX

ユーロ共同債とは?

ユーロ共同債とは

ユーロ共同債は、各国が独自に発行している国債をユーロ単体として発行する構想です。

ギリシャなど単体では、国債を発行できる状態にない国を救うための手段の一つとして提唱されています。

ユーロ共同債について5月24日の記事で紹介していますが、せっかくですので独自記事として残しておきます。

各国国債の金利は為替相場に大きな影響を与えますので注目。

ユーロ共同債とユーロ安

昨晩のEU首脳会談ではフランスのオランド新大統領がユーロ圏共同債の発行を提案した模様ですが、これについては、従来からドイツが反対を表明しており、今回もメルケル氏は当然反対しています。

ユーロ共同債は、ユーロ圏の各国が独自に発行している国債をユーロ単体として発行するものであり、国債の金利高騰により資金調達コストが上昇しているギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル等は歓迎するものですが、ドイツにとっては資金調達コストの上昇のリスクがあり、何よりもドイツが掲げているユーロ圏の国々の財政再建強化から外れるとして強硬に反対しています。

またECBのドラギ総裁もユーロ圏の国々の財政統合がなければユーロ共同債は意味をなさないとまっとうな意見を述べており、すぐさまユーロに対して買いが入る状況ではありません。

EUR/USDはリーマンショック以降、2010年5月~6月にかけて安値を付けています。

この時はギリシャを発端とする債務危機問題が発端となり下落しました。今回も下げているとはいえ、ある意味秩序のある下落に見えます。

米国との通貨安戦争の中でヨーロッパの首脳たちはぎりぎりの舵取りを強いられているように見せかけて、上手くユーロ安を演出しているように見えるのは気のせいでしょうか。

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