【GBP/USD】 マリオvsマーク・ルイージ・カーニー - FXプロフェッサー鈴川克哉の大人なFX

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【GBP/USD】 マリオvsマーク・ルイージ・カーニー

先々週1.52台まで下落したGBP/USDは、先週開催されたBOEのMPC(金融政策委員会)
と金曜日発表された米6月雇用統計の数字を受けて続落し、1.48台を割り込み、
今年3/12以来の1.4850台を付けました。

GBP/USD 週足のチャートです。
GBPUSD0708 week

これでGBP/USDは6/17の高値から3週間で900pipの下落となりました。

7/1に就任したカーニー総裁の初めてのMPCでは、予想通り政策金利、買い取りプログラム
の金額などに変更はなかったものの、会合後の異例の声明にて(通常ですと政策に変更のない場合
声明は出ません)、同日に開かれたECBの理事会において、ドラギ総裁が導入すると発表した、
いわゆるフォワードガイダンス(時間軸政策)について8月以降検討すると発表したため、
ユーロとともに大きく下落することになりました。

イギリスのインフレ率は2%後半の高い数値を維持、現在2%のインフレターゲットを上回る状態
が続いており、近い将来の利上げ観測がありましたが、今回の決定はその思惑を打ち消す
ものとなった訳です。

注目の米6月雇用統計では失業率こそ7.6%と良くならなかったものの、NFPが前月比+19.5万人と
好調だったために、ドル買いとなり、ポンドも下落しました。

BOEの政策決定はあくまで多数決ですので、総裁の意向がすべて通るわけではないのですが、
ドラギ総裁と同じゴールドマンサックス出身のカーニー新総裁の初のMPCということで、
今回注目を集めたわけですが、期待にたがわず、カーニー色を出せたのかどうか、今後の手腕に
期待されこととなりました。

対ユーロでは昨年夏からのユーロ危機の鎮静化によるユーロ買い戻し、ポンド売りの動きが一服し、
0.84~0.86でのレンジ相場となっており、英国としても、ユーロとともに対ドルでなだらかに
下落して、自国通貨安に持って行ければ良いと、考えているのではないでしょうか。

EUR/GBP 週足のチャートです。
EURGBP0708 week
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