【GBP/USD】 軍事介入 - FXプロフェッサー鈴川克哉の大人なFX

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【GBP/USD】 軍事介入

7月初旬に1.48台割れぎりぎりの年初来安値を更新したGBP/USDは、そこで反発し、
8月半ばには1.57まで900pipの上昇を見せました。
結局6月につけた年初来高値を更新することはなく、200日移動平均線の走る1.55付近
での取引となっています。

GBP/USD 日足のチャートです。
GBPUSD0831 day

今年春以降の 為替市場の焦点は言うまでもなく米国の金融政策にあり、GBP/USDも
米国のWE縮小開始時期についての市場の思惑で動いてきましたが、7月のカーニー新BOE総裁の
就任により、BOEもECBと歩調を合わせ、フォワードガイダンスの導入を決定しています。

ユーロ圏とともに英国も今年に入っての経済指標は好調であり、BOEの低金利政策の長期見通し
にもかかわらず、長期金利も上昇傾向となっています。

インフレ率は6月、2.9%、7月、2.8%、と依然として2%台後半を維持しているため、市場の利上げ
への思惑もなかなか消えず、ポンド相場の上昇の大きな要因となっています。
カーニー総裁は8/28の講演で金利先高観が強まりすぎ、景気回復を脅かす場合には一段の
景気刺激措置を行うと述べており、BOEとしては景気回復のためにも低金利の維持は必須であり、
カーニー新総裁の手腕が試される日々が続きます。


さて、シリア、アサド政権による化学兵器使用に対する制裁として米国の軍事介入が近いとの観測
となっていますが、米国の最大の同盟国と思われている英国が議会の反対にあい、介入に参加
しないこととなりました。

軍事介入に対する国連安保理での議決はロシア、中国等の反対により、ほぼ不可能な中で米国の介入
に追随すると見られていた英国の不参加は、これまでの米国、英国間の強いきずなで結ばれていた
同盟関係が変化した象徴なのかもしれません。

英国はEUからの脱退問題で国内が揺れています。米国としては、EUに対する米国の影響力を少しでも
留めようという思惑から、英国の脱退には反対の立場です。

もし、今回米国が単独で軍事介入を行ったことで、米国、英国の関係が変化することになると、
英国のEU脱退問題にも何らかの影響が出てくるかもしれません。
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